「毎日鬱々としています」
先日いらした方は、曇った表情で相談に見えました。
「毎日鬱々としています。
10日ほど入院することがあり、
その途中から眠れなくなり薬を処方してもらいました。
退院すればよくなると思っていましたが、全く気分が晴れません。
こちらで何とか助けていただけませんか?」
私はこの方のお話をよくお聞きし、
生活習慣のアドバイスと漢方薬やサプリメントの服用をお勧めしました。
さて、
「気分が落ち込む」
「マイナス思考から抜け出せない」
「よく眠れない」
「休んでも疲れがとれない」……
そんなメンタルや自律神経を気にする相談が多い昨今。
「ストレスのせいかな」
「私の心が弱いのかな」と、
自分を責めてしまう方も少なくありません。
ですが、実はその原因、
あなたの心の問題ではなく、
「体の中の仕組み(免疫と炎症)」が関係しているかもしれないのです。
今回は、最新の研究で分かってきた
「心と体のつながり」について、
分かりやすくお話しします。
1. 心の安定に不可欠な「セロトニン」が足りなくなる理由
私たちの脳内には、
心を穏やかに保つ「セロトニン(幸せホルモン)」や
質の良い睡眠を作る「メラトニン(睡眠ホルモン)」
という物質があります。
これらは、食事から摂る「トリプトファン」
というアミノ酸をもとに体の中で作られています。
通常なら、
【トリプトファン ➡ セロトニン ➡ メラトニン】
というルートで順調に作られ、心も睡眠も安定します。
しかし、体の中で「ある異変」が起きると、
このルートが邪魔されてしまうのです。
2. 原因は「体の中の長引く火事(炎症)」だった!
その異変の正体は、「炎症」です。
ケガや病気(肺炎や感染症、手術、あるいは日々の慢性的な疲労など)が起きると、
体はそれを治そうとして「炎症(痛み、腫れ、熱など)」を起こします。
治癒のために炎症は必要ですが、これが長引くのは大敵です。
また、入院や体調不良で「筋肉」が急激に落ちると、
筋肉から出る良いホルモン(マイオカイン)が減り、
さらに炎症が強くなってしまいます。
この「長引く炎症」に免疫細胞が過剰に反応すると、
脳へ悪影響を及ぼすことが分かってきました。
3. 「幸せホルモン」の原材料が、別のルートに横取りされる!?
実は、セロトニンの原材料である「トリプトファン」は、
体の中で3つの行き道(代謝経路)を持っています。
そのうちの90%は、普段は肝臓で処理されています。
しかし、体の中に「長引く炎症」があると、
興奮した免疫細胞が主導権を握り、
トリプトファンを「キヌレニン経路」という別のルートへ
強引に連れ去ってしまう(横取りしてしまう)のです。
ルートが横取りされると、どうなるでしょうか?
セロトニンが作れなくなる ➡ やる気が出ない、気分が落ち込む(うつ状態)
メラトニンも作れなくなる ➡ 眠れない、夜中に目が覚める
さらに「神経毒(キノリン酸)」が作られる ➡ 脳の神経を痛めつけ、
ひどいうつ病や認知症の原因にもなる
つまり、「免疫の乱れ」と「長引く炎症」のせいで、
脳が栄養不足&ダメージ状態になり、心の不調が引き起こされていたのです。
4. つまり、大切なのは「免疫のバランス」を整えること
お悩みを根本から解決するためには、
ただ脳を休ませるだけでなく、
「免疫の力をしっかりさせて、体の中の余計な炎症を早く鎮めること」
がとても大切です。
免疫が弱いと、
ケガも病気もなかなか治らず、
炎症がダラダラと続いて心の不調も長引いてしまいます。
東洋医学(漢方)では、
昔から「心身一如(しんしんいちにょ=心と体はつながっている)」
と考えます。
当薬局では、
体の中の「余分な熱(炎症)」を抑える
「気(エネルギー)」や「血(栄養)」を補って、
免疫力を高める、
筋肉や胃腸の働きを助け、
土台から体を元気にする
といったアプローチを通じて、
体の中の火事を消し、
再び「幸せホルモン」がスムーズに作られる環境をお手伝いすることができます。
「心の不調だから……」と一人で抱え込まず、
まずはご自身の「体」の声にも耳を傾けてみませんか?
気になる症状がある方はご相談くださいね。
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大天堂薬局は、ただ漢方薬をお渡しする薬局ではございません。
あなたの心と体のバランスをとるために、しっかりとお話をお聴きし
あなたに最適な生活習慣のアドバイスと漢方薬・サプリメントを選定致します。
元気になりましょう!
真剣にお悩みの方はご相談くださいね。
とはいえ、
相談するのに相当な行動力が必要
だとお察しします。
少しだけ頑張ってください!
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